もし、あなたの目の前に蜘蛛(クモ)が現れたら、どんな気持ちになるでしょうか?多くの人はあのグロステスクな姿を見て鳥肌が立って卒倒されるのではないかと思います。

しかし、蜘蛛はスピリチュアル的に深い意味を持つ生き物。幸運を運んでくる存在として人間に幸運をもたらしてくれたり、警告を教えてくれる存在なのです。そこでこの記事では蜘蛛が示すスピリチュアル的な意味をスピリチュアリストの筆者が解説してまいります。

ライター/myuza

九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。

蜘蛛は特別な存在

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一戸建てに住んでいると、庭や家の隅にいて巣を張っていろいろな昆虫を捕食している蜘蛛。一見すると不気味な姿をしているために背筋が寒くなる人もいるかもしれません。しかし、蜘蛛はスピリチュアル的に見て特別な存在。忍耐と辛抱の象徴であったり繁栄をもたらし吉兆を教えてくれる生き物。スピリチュアル的にはハエを摂るハエトリグモやゴキブリを食べる益虫とされるアシダカグモもいれば、毒蜘蛛と言われるセアカゴケグモなどもいますが、彼らは私たちにいろいろなことを教えてくれるのです。

1.知恵の象徴の蜘蛛

蜘蛛は知恵の象徴とも言われている縁起の良い生き物。害虫を駆除する縁起物という見方もあるのですが、蜘蛛の巣のコツコツと作りあげていくプロセスをから、非常に複雑な構造のものを作り上げていきます。このことから海外における伝説では、知恵を司る象徴で見た目とは全く異なる存在なのです。

2.朝蜘蛛に見ると縁起が良い

蜘蛛を朝見かけると縁起が良いを言われています。古来から蜘蛛は神様の御使いとされて崇められてきたのです。そのために朝の蜘蛛がいるところを見ると、幸福が訪れるとされていました。日本でも吉兆の象徴と受け止められており、朝の蜘蛛は殺すことは絶対にしてはいけないと言われるほど。コバエなどハエトリの駆除の面でもありがたい存在ですが、幸運を引き寄せるものとして大切にされてきたのです。

しかも、朝に蜘蛛が巣を張っていると、その日は晴れということもあり気持ちを爽快にしてくれますね。

3.逆に夜見る蜘蛛は縁起が悪い?

逆に家の中で夜に蜘蛛を見かけたなら、縁起が悪いことが起こることを示しているとされています。前述の通り蜘蛛は神様の御使いであるために、見た人に危険が近づいていることを教えてくれているのです。古くから夜の蜘蛛は泥棒としてみなされたために家に不幸を招いてしまうとされていました。蜘蛛のスピリチュアル的なサインが朝と夜で全く逆の解釈になっていることにも注目すべきでしょう。

夜に見た時は侵入してきた蜘蛛は退治した方がいいかもしれません。

色別にみる蜘蛛のスピリチュアルメッセージ

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蜘蛛は身体の色がさまざま。セアカゴケグモは背中が赤くなっていますが、色によっても蜘蛛を示すスピリチュアルメッセージが異なっているのです。では、どのようなことを私たちに教えてくれるのでしょうか?

1.白い蜘蛛は幸運上昇の前兆

白い蜘蛛を見ることがある時は、あなたに非常にうれしいことが起きる前兆だと思ってもいいでしょう。白い蜘蛛は普通の蜘蛛と比べて神秘的なスピリチュアル的な波動を放っており、見た人に幸運をもたらしてくれると信じられてきました。精神世界では蜘蛛だけでなく他の生き物でも白いものは神秘的なエネルギーがあり開運パワーを持っていると言われています。小さな子どもの蜘蛛や体長が小さく足が長い蜘蛛でも白い蜘蛛であれば、見たことに感謝すべき。

悩んでいたことが解消されたり、金運・仕事運上昇、恋愛・復縁の前兆などさまざまな面でラッキーがことが近づいているのです。

2.赤い蜘蛛は金運上昇の前兆

赤い蜘蛛の場合、金運上昇のスピリチュアルサインと見られています。赤い蜘蛛は日常生活の中ではめったに目にすることが少ない珍しい貴重な存在。それだけに赤い蜘蛛は金蜘蛛と呼ばれており、金運をアップしてくれるシンボルとされてきたのです。

蜘蛛の足は8本ですが、日本では「末広がり」で縁起の良い数字として信じられてきました。豊かさを表す数字のために経済的な繁栄を得ることができると言われているのです。

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