その1. スピードや効率が求められる環境

常にスピードや効率が求められる環境は、エンパスやHSPには合いません。クオリティーや配慮などの数値では測れないものより、数字で測れるもののみを重視される場所では、エンパスやHSPの人が持つきめ細やかさや優しさが活かされないどころか足手まといになってしまいかねません

もちろん早さやコスパなども社会では大切な要素なので、そうした環境に適応しなければならないこともあるでしょう。

その際は、いつもより「鈍感」になることを意識してみてください。周囲のさまざまなエネルギーを感じ取りすぎないようにすることで、自然と効率も上がるでしょう。

その2. 他人と比較されやすい環境

周囲の空気や他人の感情に影響されやすいエンパス・HSPの人にとって、他人と比較されやすい環境は向いていません。周りと競争しなければならない空間には、ギスギスとした雰囲気が漂うことも多く、エンパスやHSPは人一倍ストレスが溜まりやすいと言えます。

たとえよい評価をもらえたとしても、相対的に悪い評価をされたほかの人の気持ちをつい考えてしまうので素直に喜べません。また、悪い評価を受ければ自分に対する自信を失いやすく、さらにパフォーマンスが落ちてしまうこともあるかもしれません。

その3. 苦手な刺激に溢れている環境

エンパスやHSPは、人一倍周りのエネルギーや情報を感じ取りやすいので、自分に好ましくない影響を与えるものばかりに囲まれているとより疲れやすくなってしまいます。苦手なもの・避けたいものは人それぞれだと思うので、自分はどのような刺激を受けるとネガティブな状態になりやすいのかを理解しておきましょう

特に、エンパスとHSPの人にとって大切なのは人間関係のよさだと言えます。否定的な発言が多くネガティブな雰囲気の環境はできるだけ避け、ポジティブで明るいエネルギーが流れる環境に身を置くことを心掛けましょう

エンパスとHSPは似ているようで違う!

今回はエンパスとHSPについて、それぞれの特徴や違い、共通点などを解説しました。エンパスとHSPは似ている部分がありつつも、本質的には異なる概念です。エンパスやHSPの持つ性質に心当たりがある人は、これを機に、自分はどちらの要素がどれほど当てはまるのかあらためて考えてみるとよいかも知れません。

エンパスもHSPも、この現代社会では息苦しさを感じやすい気質です。ネガティブな面に目が行きがちになりますが、見方を変えてポジティブに捉えることで、それぞれの特性をうまく活かしていけるでしょう。

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