天然石をきれいに磨いたものであった宝石は元々、魔除けやお守りとして身に付けられていました。美しい輝きを持ったことから、後に装身具へと発展したのです。権力や権威を象徴し、信仰の対象にもされています。美しい輝きを放ち、誰しもが魅了されてきたのです。夢の中の宝石は、その人にとって「価値のあるもの」を象徴しています。宝石の輝きは、その人の輝きを表しているのです。

宝石の夢をパターン別に、夢占いを研究する筆者が解説します。

ライター/Mayahuel

インドに導かれ、約10年通っています。 インドでのスピリチュアル体験から、見えないものの存在を意識するようになりました。 読者皆様の心の浄化につながる記事にしたいと思います。

「宝石」が夢の中で暗示するものは?

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夢の中の宝石は、自分にとって「価値のあるもの」の象徴です。自分の価値である魅力・才能・能力や、愛情・大切な人などを意味しています。輝く宝石を手にする様子は、才能や能力が発揮されるのを示しているのです。

他にも宝石の輝きに対する印象は、自分の「価値観」を示しています。美しく輝く印象は新たな価値観が身に付くことを示し、くすんで輝きのない印象は大切なものへの価値観が失われるのを示しているのです。また宝石の種類によって、それぞれ象徴する意味合いが異なります。夢で印象に残った様子、種類などを参考に読み解いてみてください。

宝石の【状況別】で見る夢の意味5個

夢の中に出てきた宝石は、美しく輝いていたでしょうか?宝石に対する印象は、自分の価値観を示しているのです。

宝石の夢の状況別による、5個の意味を解説します。

その1.光り輝く宝石を見ている夢の意味:豊かさがもたらされる

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光り輝く宝石を見ている夢は「豊かさがもたらされる」暗示です。宝石は価値のあるものを表しており、幸運や豊かさがもたらされるのを意味しています。

物質的・精神的な豊かさや、成果・成功を手にすることが示されているのです。自分の望んでいる幸運が、舞い込むことを示しています。

その2.輝きのない宝石を見ている夢の意味:大切なものへの思いが失われる

くすんで輝きのない宝石を見ている夢は、大切なものへの「思いが失われる」ことを示しています。宝石に輝きがない様子は、価値がなくなることを意味しているのです。

大切な物事・大切な人への、情熱や愛情といった思いがなくなっていくのを示しています。不満や不安が高まっている時かもしれません。一度距離や時間を置いて、物事を冷静に見極めてみてください。

その3.光り輝く宝石を手にしている夢の意味:新しい価値が発揮される

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光り輝く美しい宝石を手にしている夢は、自分の「新しい価値が発揮される」暗示です。自分では気付いていない魅力・才能・能力が発揮されることや、新しい価値観が身に付いていくのを示しています。

他に生涯を共にするような、大切な人との出会いが訪れている暗示でもあるのです。価値のあるものを手にして、充実・満足していくのを示しています。

その4.安物・偽物の宝石を手にしている夢の意味:大切なものに対しての価値観が揺らいでいる

いかにも怪しい安物や偽物の宝石を手にしている夢は、大切なものに対しての「価値感が揺らいでいる」表れです。これまでの価値観に、疑問や疑念を持ち始めていることが示されています。

身の周りや今後のことなど、本当に大切なことは何か考え直しているのが示されているのです。自分自身と向き合って、気持ちを整理する機会かもしれません。

その5.沢山の宝石を身に付けている夢の意味:虚栄心・自己顕示欲の表れ

沢山の宝石を身に付けている夢は「虚栄心」や「自己顕示欲」を示しています。宝石を沢山身に付けている様子は、実力以上の自分を見せようとしている表れです。

周囲の人から認められたい、もっと評価されたいといった思いを示しています。ありのままの自分を、受け入れていくことが必要なサインだと受け取ってみてください。

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