テレビやインターネットで殺人事件のニュースを目にしたり耳にすると、非常に心が痛んでしまいます。残された被害者の家族のことを考えると、何とも言えない気分にもなるでしょう。

もし、あなた自身が他人の生命を奪い人殺しをしてしまったなら、一体どうなるのか?

今回の記事では、殺人者が背負うもの・殺人を犯す理由なども含めてスピリチュアリストの筆者が解説が解説してまいります。

ライター/myuza

九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。

法的な面から見る殺人とは

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「人間の命を奪うこと」。殺人を犯すことは決してやってはダメだと誰でも分かることです。

まず、殺人の加害者となった時の法的な処罰を確認することにいたしましょう。

1.刑法199条で規定される殺人罪

「殺人罪」は人を殺す犯罪。自分以外の生身の人間を殺害することで人の命を自然死で終える前に終わらせることを意味しており、理由が何であれ故意に殺してしまうこと。

この殺人罪は刑法199条に規定されており、自殺以外は死刑・無期あるいは5年以上の懲役に処せられるのです。

2.人を殺すことは最も重い罪

法律の中で「保護法益」という言葉があります。一般的には聞き慣れない用語ですが「罰則を定めることで保護しようとする利益」のことです。

殺人罪を保護法益の観点で見ると「人の生命」がこれに当てはまり、刑法の保護法益の中で最重要の法益とされています。

言い換えると、殺人罪が刑罰の中で最も重たいものと言えるのです。

3.懲役刑~執行猶予は付かない~

刑の中で「執行猶予」というものがありますが、これは加害者に有利な事情が考慮された場合につくもの。そのためにすぐに刑務所で刑務に付くことがありません。

執行猶予になったら日常生活を送ることができますが、再度犯罪を犯したなら執行猶予が取り消されて刑務所に収監。

しかし、執行猶予は比較的に軽い犯罪が対象であり、殺人の要件が成立し起訴された後、最低でも懲役5年から重い殺人罪は死刑となり執行猶予が付くことがありません。

それだけ人の命を奪う殺人罪は、刑罰が重たいということを理解しておかなければならないのです。

スピリチュアル的には人を殺すとどうなる?

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殺人が最も重い犯罪であることは理解できたかと思いますが、スピリチュアル的にはどのような影響があるのでしょうか?

ここでは霊的な観点から殺人を犯した人を考えてみます。

1.悪いカルマを背負い込む

殺人するとスピリチュアル的には悪いカルマを背負い込むことになると考えられています。

昨今ではサイコパスをテーマにした映画やゲームなどが人気になったりして、殺人が私たちの身近な世界では縁が薄くなっている感があるのですが、魂を進化させるカルマの法則においては悪いカルマとなり、未来世でそのマイナスカルマを償わなければなりません。

2.殺人を犯した人は苦しいあの世を迎える

人を殺すことに相手が夫婦・子ども・少年・友人など誰であっても、正当化されることは絶対にありません。怨恨などを理由に人を殺める動機が芽生えたとしても、努力してその憎しみを乗り越えなければならないのです。

それでも殺人を犯してしまったなら、己の魂、すなわち潜在意識には全てインプットされているので、霊的な世界では一切言い訳することができす、その事実が突きつけられて地獄の苦しみを味わうことになるでしょう。

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