その4:急速 (きゅうそく)宿

「急速宿」に属するのは、「鬼宿」・「軫宿」・「婁宿」・「胃宿」の4つ。このグループの人は急なトラブルが起こっても、上手に対応できる適応能力に優れた宿です。

注意すべきは、器用であるがゆえに色々と引き受けてしまい自分のキャパ以上の事を背負いすぎること。貧乏くじを引かないようにしましょう。

その5:猛悪 (もうあく)宿

「星宿」・「張宿」・「箕宿」・「室宿」の4つの宿は「猛悪宿」というグループになります。名前だけ見ると「すごく悪い人?」と勘違いしてしまいがちですがそうではなく、頑固で我が強く自分本位な傾向にある性格です。

他人の意見に耳を傾けるようにすると、運が開けてきます。

その6:軽燥(けいそう)宿

「軽燥宿」のグループに属するのは、「井宿」・「亢宿」・「女宿」・「虚宿」・「危宿」の5つです。 真面目な性格なので、勝負に出るよりは堅実にまっすぐ歩む方が安定した人生を送ることができます。

短気なところがあるので、感情のコントロールに注意する事。そして、軽々しい行動にもくれぐれも注意が必要です。

その7:剛柔 (ごうじゅう)宿

「昴宿」・「底宿」の2つの宿が「剛柔宿」とよばれるグループです。読んで字のごとく、「剛」と「柔」の二面性を持っておりどちらの性質が強いのかは人によって異なります。

芸術面・専門分野に秀でており、その分野で活躍できる人も多数存在するでしょう。

宿曜占星術における相性

image by iStockphoto

宿曜占星術においての相性は、細かく分けると11のグループに分かれています。それをさらに6つのグループに分けたものが、「命」「業・胎」「栄・親」「友・衰」「安・壊」「危・成」です。

自分の本命宿と相手の本命宿を当てはめて、ご縁が深いのかどうかを見ていくことができます。それでは6つの相性グループの関係性をそれぞれ見ていきましょう。

#1 その1:命の相性

6つの相性の中で最も相性が良いとされる「命」の相性は、出会う確率が6つの中で最も低い相性です。100人中3~4人と3%にも満たない程の運命的な出会いともいえ、一度出会ったら強烈に惹かれ合います。価値観や考え方などが同じで、息もピッタリ。

恋愛においては年齢差や立場の差があったり、たとえあまり接点がなかったとしても特別な相性なのでお互いに気持ちが通じ合うでしょう。宿の性質によっては難しい相性もありますが、それでも深く愛し合えます。結婚においても強い縁で結ばれている為、一度夫婦になればなかなか離れられません

仕事上の関係でも生涯を通じて深い縁があり、お互いが意気投合し協力し合えば最強のビジネスパートナーになれます。

#2 その2:業胎の相性

「業胎」の相性は前世で何らかの繋がりがあったとされる相性で、価値観が似ており同士のような良い信頼関係を結べる相手です。人生のターニングポイントにおいて出会う事が多いとされ、重要な場所や人へと繋ぐ大切な関係といえます。

恋愛においては運命を感じるほど縁の深い関係です。情熱的ではないものの、精神的なつながりが感じられ絆を深め合えます。結婚の相性もお互いを理解し合い、心穏やかな生活を送ることが出来る関係性です。共に協力し合えば強力なパートナーシップが築けます

ビジネスにおいても協力し合えるので、タッグを組めば大きな仕事も成し遂げることができる相性。たとえ途中で離れることになっても、お互いにとって人生における重要な人物です。

次のページを読む
1 2 3 4