3.残された期間をどう過ごすか考える

3点目は残された期間をどのように過ごすか考えることですが、言い換えると「後悔のないような生き方をする」ということになりますね。

そのためには「これだけでは必ずやっておきたい」と思うことをメモに書き出して1つひとう行っていくことがおすすめ。

また、「生き甲斐を持って生活する」ことも1つです。宣告後の治療でも気力が充実してきますし、周囲の理解もかなり変わってくることでしょう。まず、小さな喜び・生き甲斐を見つけて毎日を過ごすことです。

家族が余命宣告された時にすること

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今度は家族が余命宣告された時にすやるべきことについて考えていきます。

1.今後の治療をどうするか?

家族が余命宣告を受けたなら、患者当事者と医師・家族と3者でどのような治療を進めていくか方針を決めることをしなくてはなりません。

がん患者だと、積極的に治療するケースの他に延命治療・緩和ケアが挙げられます。

積極的な治療はがんを完治させることが目標であり放射線治療などを主体に治療を行っていきますが、病院での治療となるので長期間に渡ることから、患者・家族に掛かる負担もはかり知れません。

寿命を延ばすための延命治療では、投薬・手術のケースが考えられますが、その後の目標のために積極的に治療することがポイント。

緩和ケアは、患者が投薬治療などを受けず残された余生を過ごしたいに場合のケアとなります。

2.保険・相続・葬儀について考えておく

家族の余命宣告はとても辛いことですが、現実をしっかりと認識しなくてはなりません。そして、本人が亡くなる前に慌てなくても住むように保険・相続のこともキチンと考えておく必要があります。

保険の場合は前述のように余命6ヶ月以内の宣告であれば、「リビングニーズ特約」というものが使え、死亡保険金の一部あるいは全額を生前に受け取れるので、患者にも精神的な負担が軽減されるでしょう。

相続については、法的拘束力を持つ遺言書を用意すること。

葬儀は患者本人がどのようにしたいのかを意見を聞きながら、葬儀形式を決めておきましょう。

本人が余命宣告を受けての考えること~スピリチュアル編~

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ここまで余命宣告を受けて、告知された本人や配偶者・子どもたちがどのようなことを準備しておくかを説明してきました。

ここからは本論であるスピリチュアル的な観点から考えていくことにいたしましょう。

1.これからの生き方を考える

前項でも触れましたが、本人が余命宣告を受けた場合は、これからの生き方を考えておくことが大切です。それは自分がどのように残りの人生を充実させていきたいかということを重点において考えること。

スピリチュアル的な観点から言えば、本人の潜在意識が納得できるような生き方と言ってもいいかもしません。

不思議なもので人は「死」を意識すると、魂の存在をまで意識したり信じることができるようになることがあります。

この時、自分の心に今できること・やるべきことを問いかけてみるのです。

そこから心に平穏が訪れるかもしれませんね。

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