3つの柱と三角

セフィロトは、セフィラを3つのグループに別れる3本の柱があり、「峻厳」「均衡」「慈悲」を表しています。「均衡」は、第6セフィア(ティファレト)・ケセド・ゲブラーで論理的な意味を持ち、第1セフィラのケテル・コクマー・ビナーの三角形は至高、第9セフィラのイェソド・ネツァク・ホドのティファレトは星幽を意味しているのです。

セフィロトが示す4つの世界

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セフィロトは4つの世界を示していると言われています。その4つとは「流出」「創造」「形成」「活動」の世界。第2セフィラと第3セフィラが「造像」を創造し、エデンの園があり、セフィロト上部の外側に創造神が位置。

セフィロトは、上部の第1セフィラが崇高な位置にあり、第10セフィラにつながっていくわけです。

筆者の意見:セフィロトの示すこと

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生命の樹を意味するセフィロトの解釈はとても難しく感じるというのが、筆者の素直な感想です。しかし、私たちがこの世に生まれて生きていることは神の大いなる意思に基づいてのこと。

この世には善悪という価値観に基づき生活をしてきているのですが、魂の記憶や過去生も覚えていない現世での生活の中で、セフィロトという存在は知っておいても損はないと思うのです。

その理由は世界に存在している全ての人々は何かしらの相互依存の中で暮らしているため。それは筆者にとってもあなた自身にとっても必然のことであり、潜在意識や宇宙意識の願いでもあるからです。

人の誕生の流れを表した木がセフィロトであるなら、私たちは神の意思を表しているその意味を知る意義は十分にあるのではないかと考えます。

セフィロトの樹を知ることでスピリチュアルの心に目覚めよう

ここまでセフィロトについて解説してきました。ユダヤ神秘思想であるカバラの中で体系化されてきた生命の樹。この意味は非常に深いものがありますが、西洋で唯一神・絶対神とされる存在の意思も反映されてるのではないでしょうか?

スピリチュアルの世界ではセフィロトのことはよく取り上げられるテーマの1つですが、その深淵に触れることはかなり難しいかもしれません。

それでも生命の樹の概念があることだけでも理解することで精神世界に目覚めるようになり、守護天使たちからのスピリチュアルメッセージを受け取ることができるようになると思います。

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