11番の正義は「公正・バランス」

11番に描かれているのは、右手に剣、左手に天秤を持った中世的な女性。正義の女神は天秤で物事の罪をはかり、良くない行いをしたものには剣で裁きを与えていくのです。

正義は正位置で公正やバランスを示します。感情を挟まず冷静な判断をするというイメージです。一方で逆位置が表すのは不正や不平等。悪事は女神に裁かれると暗示しています。

12番の吊るされた男は「静止・試練」

12番に描かれているのは、手を後ろに縛られて片足で逆さにつられている男性。苦しそうに見えますが、表情は穏やかで頭には後光が指しています。彼は試練を自らの成長に変えているのです。

吊るされた男は正位置で静止や試練を表します。ここで指す試練は自分を高められるいい結果に終わるでしょう。一方で逆位置は苦労が報われないことを示します。

13番の死神は「中止・区切り」

13番に描かれているのは、白馬に乗った死神。遠くには太陽が昇りつつあり、死を超えた先に新しい始まりがあるとも告げているのです。

死神は正位置で中止や区切りを表します。このカードの「死」は肉体的な死ではなく、気持ちや人間関係の一新と考えといいでしょう。一方で逆位置は過去に縛られ進めない状況を表します。または再生の意味が強まるとも解釈しますよ。

14番の節制は「調和・反応」

14番に描かれているのは、二つのカップを混ぜ合わせている天使。異なるものを混ぜて新しいものをつくっている様を示しているのです。

節制は正位置で調和や反応を表します。描かれた水のように、自然に物事や人間関係が整っていくイメージですね。一方で逆位置が表すのは拒絶や淀み。変化を受け入れない頑なさや、水が滞って腐っていくと解釈します。

15番の悪魔は「裏切り・誘惑」

15番に描かれているのは、悪魔にとらえられた裸の男女。これは快楽に負けてしまったアダムとイブだと考えられていますよ。

悪魔は正位置で裏切りや誘惑を示します。いけないことだとわかっているけどやってしまう状態です。自分の心の悪魔に負けたと考えるとわかりやすいですよ。逆位置は反対に解放という意味。心の悪魔と戦い打ち勝つことを示します。

16番の塔は「破壊・災難」

16番に描かれているのは、激しい雷によって崩れる塔。落下する王冠は築いてきた権力を失うことを示しているのです。

塔は正位置で破壊や災難を示します。そして逆位置では崩れるかどうかの瀬戸際に立つ緊張感を表すのです。じわじわとくるショックと解釈することもありますよ。塔のカードは正逆どちらもマイナスな意味合いが強いですが、恐れることはありません。現在の常識を打ち壊すいい機会と考えましょう。

17番の星は「希望・未来」

17番に描かれているのは、美しい裸の少女。星空の下で大地と海に水を注いでいます。穢れを知らない少女は、これからどこへでも行ける可能性の象徴です。

星は正位置で希望や未来を表します。清らかな水から浄化されるという解釈もできますよ。一方で逆位置は失望や無謀さを意味します。星が地に落ちてしまうイメージです。

18番の月は「不安・あいまい」

18番に描かれているのは、不安げな表情をした月。月明かりの下ではすべてが曖昧。犬と狼が吠えていることからも、不穏な空気を感じますよね。

月は正位置で不安な心理や曖昧さを表します。過去のトラウマが表面化してくるとも解釈できますよ。一方で逆位置になるとトラウマからの脱却や少しずつ現実が見えてくることを示します。

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