こんなに弱い、なら弱いまま、
ありのままで進めば逆に勇気が出てくるじゃないか。
もっと平気で、自分自身と対決するんだよ。

出典:強く生きる言葉 岡本太郎

その2. 執着を手放す

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シンプルライフが定着して久しい現代。不要なモノをなくし、モノへの執着を手放すことで本当に大切なモノに集中することが目的だそう。ではこれを自分自身にあてはめるとどうでしょうか。

シンプルに生きるって言葉では簡単です。しかし、私たちの感情はモノのように不要だからといって処分することができず、心の中にどこまでも積み重なり、多すぎる情報は決断力を鈍らせます。執着とは「強く心がひかれ、それに囚われること」の意。生活や考え方によくない影響があるのはすぐわかりますよね。

執着を持つ状態を雲の厚い空に例えてみましょう。この時の雲はあなたの思考や雑念です。しかし曇っているからといって青空が消えたわけではありません。雲の隙間から太陽が顔をのぞかせた時、それがあなたにとっての集中すべきことなのでは?

その3. 自分の強みを理解する

自己肯定感の低い人の特徴として、自身の強みがわからないことが挙げられます。では自身の強みとは何でしょう。

筆者がスマホ教室の講師をしていた時、自身の強みとしたのは「わからない自分」でした。生徒さんは初めてスマホを持つ年配の方々。スマホに詳しいかどうかではなく、わからない不安に寄り添ってほしいのです。その結果、生徒さん達はスマホを身近なものとして捉え、80代でも電子マネーを使えるように。相手の役に立っていると実感できたあと、これでいいんだと自信がつきました。

強みというと他人より優れているものだと思いがちですが、そうではありません。自己肯定感を高めるためにはまず、自分の強みを見つけること。自信はあとからついてきます。

その4. 比べるなら過去の自分と

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人は「自分ではない誰かになりたい」と願う時から苦悩がはじまると思うのです。例えば「あの人のようになりたい!」となればその方のマネをするのがいちばんの近道ですよね。マネすることは悪いことではありません。そこから自分らしさを認識することもありますから。

ですがこの時、自分と他人を比べて優劣をつけるのは自身をを追い込む行為です。華やかに見える人たちだけが幸せなのでしょうか?その方たちが持つ一般的ではない悩みの深さも、あなたは理解しているでしょうか?

もし比べるなら過去の自分と。少しでも成長が感じられればあなたの旅は順調です。

その5. 思考を変えるクセをつける

ある研究によると、一日の終わりに感謝することを3つ書き留めることを続けた参加者は、自分を幸せだと感じるようになり、またそうでない時も習慣的に幸福感をひきだすことができるようになったのだとか。

書き留めるという行為は、自分の深層に向き合う行為。頭で考えずに事実や気持ちをありのまま書くのがよいそう。

実はうまいっているのに、それが自分の思い描くストーリーと違う時、感謝することに気付かず毎日を過ごしてしまう私たち。「今日も何もないつまらない一日だったな」を「今日も何事もなく過ごせてよかった!」と感謝するところから始めてみては。

カルマとは

カルマとは仏教用語で「業」を意味し、過去の自分の行いは良いことも悪いことも自分に返ってくる、因果応報の法則。現在の自分は過去の自分の行いと繋がり作られているという考えです。

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