正位置の<人間関係>の解釈:厚みがある 

ペンタクル8に描かれている仕事の様子を人間関係を構築することと置き換えてみましょう。するときちんと誠実に築かれた関係がたくさんある状態になります。層が厚い。このカードの人物のように質の良い仕事をすれば、それを喜んでくれる人がいて良い人間関係をつくることができるでしょう。しかしこの人物も1枚前のペンタクル7では、自分が何をすべきかわからず途方に暮れていました。

もし人間関係についてペンタクル8の正位置を引いたときは、目先の損得よりもすることをしていれば結果が付いてくるという意味になります。

正位置の<金運>の解釈:悪いとは思えない 

金運についての質問でペンタクル8の正位置が出た場合、変わった方法でお金を増やそうとするよりも仕事の質を上げることで収入を増やすほうが良いという意味です。もし今あまりお給料が多くなくても、仕事を続けていれば少しは昇給があるかもしれません。立場が変われば手当が付くこともあるでしょう。ボーナスがない状況ならボーナスがある仕事を目指すのも良いのではないでしょうか。

しかしこのカードを引いたのであれば、先の状況は明るいと思います。ぜひ自分の仕事を好きになって金運を上げてくださいね

【ペンタクル8】逆位置の各解釈は?

image by iStockphoto

ペンタクル8が逆位置になると、正位置のときに持っていた長所が欠けたり弱まったりします。したがって仕事を含めて自分のしていることに自信がなかったり、疑問が湧いてきたりするでしょう。

逆位置の<恋愛>の解釈:何があったのか 

順調にいっているように見えた人たちが、なぜか別れたりすることがあります。理由は当人同士にしかわからないのでしょうが、傍目には不思議に映るものです。しかし一例としてペンタクル8の逆位置では、カードの人物がずっと同じ姿勢で仕事ばかりしていたらマンネリになります。すると他の経験を求めて相手を変えたくなることはあるでしょう。

結婚ならやや未来が閉じていきそうな予感です。復縁なら相手はきちんと向き合う気がなさそうなのでやめておきましょう。相手の方の気持ちならやはり継続するつもりはないようです。出会いなら不誠実か狭量な人と出会ってしまうかも。

逆位置の<仕事>の解釈:挫折の理由は 

成長しようとその仕事に就いたものの挫折することがあるでしょう。いくら繰り返しても上達しないような場合は見切りをつけることも必要かもしれません。達成感が得られない状態で続けているのはつまらないものです。集中力がなくなり仕事がただの作業に思えてくるのではないでしょうか。また別のケースでは才能を生かす場を求めて放浪した結果、最初の場所が一番合っていたということも。

転職をお考えなら、その選択は悪くないかもしれません。しかし諦めずにもう少し続けるという道もまだ続いています

逆位置の<人間関係>の解釈:やむを得ないこと? 

たとえば正位置で良い人間関係を築いたとしてもどこかで終わりになることがあります。それは引越しかもしれないし、転勤かもしれません。予定外の出来事で長年続けてきた仕事を辞める可能性もあります。ペンタクル8の逆位置が出たとしても必ずその通りの解釈になるわけではありませんが、そうなる可能性もあるでしょう。

もっとポジティブに考えるならペンタクル9へ移行するためのお別れかもしれないのです。逆位置が絶対にネガティブな意味になるというわけではないので、自分にとってはどんな意味になるか考えてみましょう。

次のページを読む
1 2 3