明晰夢の見方3つ

ここでは、筆者が実際に取り組んだ中でも特に効果を感じた明晰夢の見方を3つご紹介します。明晰夢をみる方法は他にもたくさん考案されているので、ぜひ色々とチャレンジして自分に合った方法を探してみてくださいね。

その1.リアリティチェック

まず最初にご紹介するのは、リアリティチェックと呼ばれる方法です。日常生活の中で繰り返し「これは本当に現実?」と自問自答しながら決まった動作を行い、自分が夢をみているのではないかと確認することを習慣づけていきます。ここで行う動作は、手のひらをみるなどの簡単で自然なもので構いません。手から炎を出そうとしたり指で手のひらを突き抜こうとしたり、現実世界ではありえない動作を試すことで夢か現実かを判断する人もいます。

リアリティチェックがルーティン化すれば、いずれ夢の中でもリアリティチェックが行えるようになるでしょう。自分が夢の中にいることに気づき明晰夢へ移行することに成功します。

その2.夢日記を書く

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2つめの見方は、夢日記を書くことです。情景や登場人物、起こった出来事など、詳細に夢を記録していきます。できるだけ多くの情報を記録するため、夢日記を書くタイミングは夢の記憶が薄れる前、目が覚めた直後がおすすめです。筆者は枕元に夢日記用のノートとペンを用意していますが、スマホのメモアプリを活用して夢日記を書くのもお手軽で続けやすいのではないかと思います。

夢日記を続けると、起きたときに覚えていられる夢の長さや情報量が格段にアップしていることに驚くかもしれません。夢の記憶が多くなった分だけ明晰夢を覚えていられる可能性も高くなるため、上記のリアリティチェックと合わせて継続すると効果的です。

その3.WBTBテクニック

最後はWBTBテクニックという方法をご紹介します。これはWake Back to Bedの略語で、6時間眠る・20~60分程度活動する・またベッドに戻るという3つの段階に分かれた方法です。

まずは夜普段通りにベッドに入ります。しっかり6時間睡眠をとるため、+αで眠りにつけるまでの時間を見込んでアラームをセットするといいかもしれません。次にアラームが鳴ったらベッドから出て、20~60分程度活動します。ここではベッドから出て覚醒状態になっておくということが大切です。その後またベッドに戻り、再び就寝します。みたい夢のことを想像しながら、瞑想を行ったりとリラックスして明晰夢に備えましょう。

明晰夢の質をもっと上げるには?

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明晰夢をみるための練習を経て「これは夢だ」と気づけるようになっても、なかなか思うように夢をコントロールできないことも多いものです。この悩みを解決するには、実は現実世界を充実させることが鍵になります。

いつもの通り道の景色に意識を向けながら歩いたり、美味しいものを存分に味わったり……。映画館や美術館に行って、みたい夢の情景についてイメージを膨らませることも効果的です。日常生活のなかで、感覚を脳にインプットするつもりで五感を研ぎ澄ませる時間を作ってみましょう。明晰夢をコントロールするために必要な想像力が鍛えられていきます。

明晰夢をマスターして、人生をさらに楽しく

ここまで、明晰夢についてスピリチュアルな意味合いや練習方法などをご紹介してきました。誰にでもチャレンジしやすい明晰夢、眠りすぎや睡眠不足には気をつけながら楽しんでいただければと思います。

夢と現実の双方を充実させ、みなさんがよりよい明晰夢ライフを送れますように。

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