正位置の<人間関係>の解釈:誠実な対応が評価される 

たとえば、いつもはきちんとしたワーカーとして振る舞っているとしても、人間ですからつい対応の仕方を間違えることもあると思います。それが予想外の事態になることもあるでしょう。そのような場合はいち早く解決に向けて取り組みましょう。自分だけで難しければ経験豊富な人に背景を説明し、助力をお願いしてみましょう!きっと良い解決の仕方を指南してくださるでしょう。

また人間関係をうまく築きたいなどのお考えがあるなら、隠者のカードは適度な距離感やできることは自分でするなどの自立心が役に立つとお伝えしています。

正位置の<金運>の解釈:余分なことは考えない 

最近お金がないなあ…とため息をついていますか?そのようなときに隠者のカードを引いてしまうと、正直に言ってがっかりしますよね。隠者はあまりお金があるようには見えませんので。しかし過去にはたくさんのお金を持っていたかもしれません。彼はそれを捨てたのです。

もし今あなたがお金のことで頭がいっぱいなら、少し冷静になってみませんか。たとえば問題を一覧にして書いて、その言葉を客観的に眺めているだけでも少しは落ち着くと思います。そして次にすることは周りの誰かに相談することです。ただし人選は気をつけましょう。

【隠者】逆位置の各解釈は?

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まじめで誠実そうですが、あまり楽しくはなさそうな隠者が逆位置で出たらどうなるのでしょうか。ここからはその解説をします。キーワードは確実さを求める、または息抜き・休息です。

逆位置の<恋愛>の解釈:当てがはずれる 

タロットカードは逆位置になると意味が反転したり強弱がついたりします。この記事では隠者の正位置のときは確認をすることで良い結果になると書きましたので、逆位置なら確認を怠ると良くない結果になるでしょう。

それが結婚なら破談になるかもしれません。復縁なら聞いてみなければ相手は去ってしまいます。相手の気持ちを知りたいときなら、相手の意思を間違えてとらえているという意味です。出会いを求めているなら「状況的に恋愛ができますか」という問いを逆に隠者からされています。確認をしないと当てがはずれてしまうのです。

逆位置の<仕事>の解釈:やらなければと思いつつ 

正位置では仕事熱心な隠者が、逆位置になるとやる気を失います。もしかすると今そのような状態でしょうか。でしたら無理をせず少し休息しましょう。しかし根がまじめな隠者なので、ただ休むというのは難しいかもしれません。その場合は仕事関連の勉強を簡単にでもする、テキストなどを眺めるだけでも良いと思います。

また転職を希望されているなら、今は適切な時期ではありません。転職したいけれど経験や実績が足りないかもしれないと自信が持てないのでは…?あと少し今の場所で頑張ると前向きになれると思います。

逆位置の<人間関係>の解釈:少し息苦しい? 

もし人間関係で悩みがあるとして隠者の逆位置を引いた場合は、少し几帳面になりすぎているかもしれません。まじめなことは良いのですが、あまり融通が利かないと堅苦しい印象を持たれてしまいます。あるいは周囲の雰囲気が息苦しいというケースもあるかと。

自分が何かの理由によって固くなっている場合なら、いつもと違う行動をすることで柔らかくなるかもしれません。たとえばスケジュールを空けて気ままに旅行をするなど。またはお気に入りの場所があればそこへ行って息抜きをするのも良いでしょう。

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