ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)
- 縁起の意味を考えてみた!
- 縁起のよい虫12選
- 縁起の良い虫1 テントウムシ・幸運を呼ぶ
- 縁起が良い虫2 トンボ・勝負強い
- 縁起の良い虫3 コガネムシ・金運アップが期待できる
- 縁起の良い虫4 タマムシ・金運アップと浄化
- 縁起の良い虫5 蝶々・再生と復活
- 縁起の良い虫6 ミツバチ・金運と仕事運がアップ
- 縁起の良い虫7 ムカデ・商売繁盛と金運アップ
- 縁起の良い虫8 カマキリ・子宝に恵まれる
- 縁起の良い虫9 フンコロガシ・仕事運アップ
- 縁起の良い虫10 バッタ・恋愛運を引き寄せる
- 縁起の良い虫11 蜘蛛・全体的に運気がアップ
- 縁起の良い虫12 ナナフシ・金運アップ
- 縁起の悪い虫3選
- 縁起の悪い虫1 ハエ・健康運が低下している
- 縁起の悪い虫2 ゴキブリ・全体的に運気が悪い
- 演技の悪い虫3 カメムシ・不幸が訪れることを示唆
- 縁起の良い虫の意味を知ることで虫が苦手でも大切に扱おう
この記事の目次
縁起の意味を考えてみた!
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私たちは結婚式などの祝い事のときなどに「縁起の良い日を選ぶ」という慣習を持っています。ではあなたはこの「縁起」という意味を考えたことがありますか?
本来「縁起」という言葉は、仏教用語として使われていたということ。仏教で使われる縁起の意味は、因縁の道理という考え方に基づいているとか。すべての物ごとには原因となる「因」が存在し、その結果として「縁」があるということ。因果応報の考え方もこれに基づいているといえるでしょう。
ただ現在では仏教とは全く関係のない使われ方をしています。私たちが使っている「縁起がいい」という言葉の意味は仏教の教えとは関係のない「吉兆」として使われているといえるでしょう。縁起の悪いこととは「凶事」の前触れということですね。
縁起のよい虫12選
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私たちの周囲に生息しているさまざまな虫たち。筆者のように昆虫は苦手という方も多いのではありませんか?ただ、日頃見慣れている虫の中には、とても縁起の良い虫といわれていることがあります。ここではとくに日本だけではなく海外でも縁起の良い虫として知られている12種類の虫たちが、縁起が良いといわれている由縁を解説しましょう。
縁起の良い虫1 テントウムシ・幸運を呼ぶ
テントウムシは漢字で書くと「天道虫」と書くことを知っていますか?じつはテントウムシはつねに上に向かって飛んでいくとか。その様子が太陽に向かって飛んでいくように見えたため「天道虫」といわれるようになったそうですよ。日本は古くは太陽を崇めていた歴史があります。神様のひとつであった太陽に向かって飛ぶテントウムシは、とても縁起がいいといわれたというわけ。
「テントウムシが止まると幸せが訪れる」「病に苦しむ人に止まると病が治る」ともいわれていますよ。まさにテントウムシは幸せを運ぶ虫といえるでしょう。また、キリスト教圏ではテントウムシは聖母マリア様の使いともいわれています。テントウムシを英語表記すると「Ladybug(レディバグ)」ですが、このレディとはマリア様のことだとか。海外でもテントウムシはとても縁起の良い虫といえますね。
縁起が良い虫2 トンボ・勝負強い
トンボはまっすぐに前にしか飛ばない習性があることを知っていますか?トンボは後に下がることを知らない虫として戦国時代の武士にとても愛された昆虫です。戦で手柄をあげることが武士にとって唯一出世するための手段であった時代、後ろに下がらず前に突き進むことで武功をあげることができるように願ったためとか。そのためトンボは、勝負運が強いといわれるようになったそうですよ。
勝負運が強いということは仕事上でも成功するということ。また、就職活動や受験の時は希望の会社や学校に合格することができる強い勝負運を持ち合わせているといえるでしょう。トンボのモチーフは、仕事や学業など人生の中でも大きな勝負をするときに持っていると素敵な運があなたに訪れるでしょう。
縁起の良い虫3 コガネムシ・金運アップが期待できる
コガネムシを漢字で書くと「黄金虫」と書きますよね。まさにその名前から金運アップが期待できそうな縁起の良い虫。じつはコガネムシという名前は、体の形が昔の貨幣であった小判に似ていたからだとか。名前の由来からも金運アップが期待できそうですね。
実際にコガネムシの体は金色に輝いて見えます。金色は風水においても金運の上昇を意味しているとか。その姿形からコガネムシは、金運に恵まれるといえるでしょう。
あなたがコガネムシを見たときは、金運がアップしている証。宝くじに当たるなどの臨時収入がある、仕事が成功して収入がアップするなど金運に恵まれることが期待できますよ。
縁起の良い虫4 タマムシ・金運アップと浄化
金色に輝くコガネムシと同じようにタマムシもまたとても縁起の良い虫としてそられています。玉虫色といわれるように玉虫の体は七色に輝きますよね。その美しさはまさに宝石のよう。美しいタマムシをタンスの中に入れておくと金運がアップすると昔から言われていました。タンスの中には着物が入れてありますよね。着物は昔から高価なもの。そのため、タンスの中に着物と一緒にタマムシを入れておくと着物が増えお金も増えると信じられていたのでしょう。古くは工芸品の材料となるほど重宝されていたとか。法隆寺の「玉虫厨子(たまむしのずし)」には、実際にタマムシの羽根を大量に使って作られたとか。
また、タマムシは浄化作用を持つともいわれています。その理由はタマムシの七色に輝くからだ。七色は古くから悪い気や邪気を払うと信じられていました。タマムシは七色に輝く体を持っているため、邪気や悪運を払い幸運を呼び寄せるといわれています。
縁起の良い虫5 蝶々・再生と復活
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蝶は卵からサナギ、成虫へと変化しながら成長していく昆虫。成虫になるとサナギとは全く違う美しい姿へと変身します。蝶には再生や復活という意味が込められているというわけ。仕事や受験など人生において失敗を経験したとしても必ず再生できるというわけです。あなたが何かに失敗したときに蝶を見かけたらあきらめずに再度挑戦してみましょう。良い知らせがあなたのもとへ届きますよ。
蝶は羽の色によって意味が違うといか。蝶の中でもモンシロチョウは恋愛運を向上させるといわれていますよ。あなたは「白色」から何をイメージしますか。恋愛において白色から連想されるのは結婚式に着るウエディングドレスや白無垢。あなたに恋人がいる場合は結婚へと導かれるかもしれませんよ。また、あなたに恋人がいないときは、素敵な相手との出会いが待っているのかもしれません。すでに結婚しているときは、あなたが望んでいた子宝に恵まれるのかもしれませんね。