ライター/myuza
九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。
ペットには死後の世界が存在する?
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長年、ずっといっしょにペットと暮らしていると、何れはペットと別れなければなりません。ペットと生活していると、このような辛い思いを何度も経験をしたことがある人もたくさんいらっしゃることと思います。この別れの時に気になることは、「ペットには死後の世界があるか?」ということ。仏教などの世界観では、人間が死んだ後は霊界という魂が行きつく世界があると言われていますが、ペットが亡くなった後に行くのは、どのようなところなのでしょうか?
スピリチュアルな観点で言うと人の死後の世界は霊界ということは分かっていますが、科学的には人の死後の世界でさえ具体的には証明されていません。それと同様にペットの死後の世界も未だ明確なことは分かっていないのが現実。しかし、ペットにも死んだ後の世界が存在していると言えるでしょう。
ペットの死とはどんなものか?
では、ここであらためてペットの死について考えてみましょう。彼ら自身が自分の死をどのように受け止めているか定かではありませんが、ペットは死ぬことに対して恐怖を感じることはないと言われています。
ペットは飼い主といつまでも魂同士の深く強い絆で結ばれていることが知られているのですが、その繋がりは決して切れるものではないとされているのです。ペットも肉体的な寿命を迎えて死を迎えても、魂はそのまま生き続けていく。
そのために彼らは自らの死に対して怖がることがないのかもしれません。もしかすると、この世に転生することをペットはしっかりと認識しているために死に対する恐れがないとも思われるのです。
ペットも飼い主を選んで生まれてくる
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スピリチュアルの世界では人は生まれてくる前に自分で親を決めて転生してくることが知られています。この考え方はペットも同じで自らの意思で飼い主を選んで生まれてくると言われているのです。霊的な世界では当たり前とされる輪廻転生の法則に基づき、生まれ変わる前に自分で命の期間さえも決めて生まれてくるとも。
私たちにとって偶然な出会いと思えたペットとの出会いは、彼らの意思で選ばれた必然的な出会いと言ってもいいでしょう。
1.死期は予め決まっている
このことを知ると何となく切なくなってしまいますが、ペットが自らの意思で飼い主の元にやってきたのであれば、どのくらい生きられるのかもペット自身が望んだこと。そして、その死にには意味があるとも考えられるのです。
わずか数年しか生きることができなかった猫がいたり、悲しいことですが、飼い主から虐待されて命を落としてしまった犬など、私たちから見ればあまりにも悲しく辛い寿命を何故彼らが選んだのかと思ってしまうこともあるでしょう。そんなペットの死後の世界のことを考えると、ますます気になってきますね。
2.人間を目指して再生を繰り返す
ペットは死ぬと人が向う霊的な世界とは違う魂が集う世界が存在していると考えられています。しかも、彼らは人間になることを目指して何度も再生を繰り返すという考え方。ペットが人間にステージアップするためには、数多くの課題を昇華して学んでいく必要があります。
人間といっしょに生活していく中で、喜びなどの愛情を知り、怒り・辛さなども体験しつつ、時にはルールを学びながら成長していく。このような学びの中でも特に辛い修業は人の身勝手な行動や残酷なふるまいを知ること。そのために飼育放棄された犬や捨てられた子猫たちも、人間の残酷さや身勝手さを学ぶために生まれてきたと考えることができるのです。
ペットが死んでから進む2つの行き先
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ペットが死んだら、昇っていく世界は2つあると考えられています。その世界観とは、ペットが死んだ後に向かうという動物界と虹の橋。一体どのような世界なのでしょうか?
1.動物界
1つは動物界ですが、ペットは死んでから人が昇るとされている霊界に行くことはできません。動物の魂だけが集まる動物界に行くとされているわけですが、何故このような考え方になるのかと言えば、ペットの霊や魂は人間のように成熟していないため。まだ成長の過程にあるために成熟して進化した魂が集まることができる霊界に行くことができないのです。
霊に順番があるとするなら、最も人間の霊に近いのは、犬の霊と見る考え方がありますが、動物界にも動物たちの魂のお世話をする指導霊が存在するとされています。この指導霊は、生きている間にペットと触れ合う機会がなかった霊や動物と関わりを持っていた霊などが役割を担っているとも。動物界にいる指導霊は心から動物たちに対して深い慈愛の気持ちを持っている人の霊なのかもしれません。