あなたはトンビという鳥をみかけることはありますか?鷹や鷲と同じ猛禽類のトンビですが、イメージ的には鷲や鷹よりもネガティブなものが多いかもしれません。ただトンビは古くは日本書紀に登場するなどとても縁起がいいといわれる鳥。ここではトンビのスピリチュアルな2つの意味と生態や5つのシチュエーション別のメッセージをスピリチュアルな世界に詳しい筆者が解説しましょう。

ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)

トンビの生態

image by iStockphoto

トンビは鷹や鷲と同じ猛禽類。日本ではことわざなどによく使われるトンビですが、鷲や鷹よりもかなりずるがしこいイメージがあるといえますよね。ここでは鷲や鷹とは少し異なったトンビの生態について解説しましょう。

生態1 トンビは鷹や鷲の仲間

トンビは鷲や鷹と同じタカ目タカ科に属する猛禽類。体長は60センチメートルから65センチメートル、羽を広げたときは150センチメートルから160センチメートルになりカラスよりひと回り大きいとされています。目の周りは黒褐色で体は褐色と白のまだら模様が特徴。日本では鷲や鷹よりも身近な猛禽類といえるでしょう。

生態2 トンビの特徴・飛び方や食性など

image by iStockphoto

トンビは上昇気流に乗って円を描くように飛ぶという特性があります。そのためトンビはほとんど羽ばたくことがないとか。

また、トンビの餌はおもにトカゲやヘビ、カエル、魚などの小動物ですが、都会に住むトンビはカラスと同じようにゴミなどをあさって食べることもあるといわれています。カラスと食性が似ているため、餌場を争ってカラスと喧嘩することもあるとか。トンビの天敵はカラスといわれる由縁ですね。トンビはとても視力が良いといわれており、上空から餌を見つけると急降下しながら捕食します。

生態3 日本文化とトンビ

日本ではもっとも身近な猛禽類として知られるトンビ。そのためトンビは日本のことわざにも登場しています。あなたは「トンビが鷹を産んだ」「トンビに油揚げをさらわれる」ということわざを聞いたことがあるでしょう。日本人にとってトンビは鷲や鷹よりもネガティブなイメージが強いといえます。ただ、日本書紀では「金鶏」として登場し、金色をしたトンビが神武天皇を勝利に導いたとされ、神様の使いと記述されているとか。

トンビのスピリチュアルな意味

image by iStockphoto

鳥は一般的にとても縁起が良い生き物としてスピリチュアル的にも大切にされています。トンビも鳥の仲間として縁起がいい生き物といわれていますよ。ここではトンビの持つ2つのスピリチュアルな意味を解説しましょう。

意味1 高い位置が望める・トンビは神様の使いといわれる

日本書紀に神様の使いとして神武天皇に勝利をもたらしたといわれるトンビは、あなたに幸運をもたらすといわれています。とくにあなたに高い地位がもたらされる前兆といわれていますよ。また、トンビは力強いパワーを持っているといわれることからあなたが新しいことに挑戦することを助けてくれるともいわれています。日頃見かけないトンビを見たときは、何か新しいことに挑戦してみるといいですね。

意味2 富や自由などの幸運が訪れる・トンビは視力がいいから

トンビはとても視力がいい鳥。そのため獲物を捕食するときもかなり上空からでも瞬時に獲物を見つけ捕食することができるとか。トンビはその特性からしっかりと状況を見極めて行動することであなたが達成したいと思っていることを実現することができるといわれています。とくに「富」に関する願いはかなえられやすいともいわれていますよ。

次のページを読む
1 2 3