だれもが待ち望んでいた赤ちゃんがあなたの体に宿ったときの喜びは計り知れないものがあります。ただ、せっかく宿った命が何らかの理由で天国に帰ってしまうことも。そしてあなたが流産を知ったときの悲しみと自責の念は言い知れないものがあるでしょう。じつはあなたが流産するということにはとても大切なスピリチュアルな意味があるということを知っていますか?ここでは流産のスピリチュアルな2つの意味とスピリチュアルな3つの原因をスピリチュアルな世界に詳しい筆者が解説しましょう。

ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)

流産とは

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せっかく妊娠したと喜んだのにすぐに流産してしまうことがあります。男性にとってもショックが大きいでしょうが、せっかく自分のお腹の中に小さな命が宿ったことを実感することもなく流産することは女性にとって心身ともに大きな影響を与えてしまいますよね。スピリチュアルな意味を考える前にここでは医学的な流産について考えてみましょう。

医学的な流産の意味

一般的に「流産」とは妊娠してから22週目までに赤ちゃんがおなかの中で原因がわからないまま死亡することを言います。妊娠22週目以降は、「死産」になるそうですよ。

通常妊娠の場合約15パーセントから20パーセントの確率で流産するという統計もあるとか。じつに6人に1人は流産の経験があるということになるといえるでしょう。さらに流産の約85パーセントは妊娠12週目までに起こり、妊娠していたことすら気が付かないケースもあるとか。また高齢出産などハイリスクの人ほど流産しやすくなるともいわれています。

医学的に3つの種類がある

流産には大きく分けて自然流産、人工中絶、医学的見地からの中絶の3つの種類があるといえるでしょう。自然流産は、赤ちゃん側が遺伝的疾患や先天的疾患などがあるためにお腹の中にいることができなかったという要因などで妊娠12週までに起こりやすいといわれています。12週目以降はお母さん側にも原因があるといわれていますが詳しいことははっきりしていないといえるでしょう。

人工中絶は赤ちゃん側には問題はありませんが、何らかの理由で妊娠・出産が困難な場合に人工的に流産させること。また医学的見地から赤ちゃんに大きな先天的な異常などがみられる、母親の命にかかわるなど人工中絶が必要と判断された場合におこなわれることがあります。

流産のスピリチュアルな2つの意味

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流産することは女性の体だけではなく心に大きな痛手を与えてしまうといえるでしょう。多くの女性は流産すると「自分の責任」と考えがちですよね。ただ流産するということには、スピリチュアル的には大切な意味が隠されているといわれています。ここでは流産することのスピリチュアルな2つの意味を解説しましょう。

意味1 あなたに命の大切さを伝えている

妊娠するということは赤ちゃんがおなかに宿るというだけではなく魂が宿るということでもあります。輪廻転生の考え方では、魂は赤ちゃんに宿ってこの世に再び生まれ修行するといわれていますよね。そのため魂は赤ちゃんがあなたの中に宿った瞬間から母親とつながりを持っているといえるでしょう。ただ流産することでせっかくつながった魂は天に戻っていくわけではありません。赤ちゃんとの魂のつながりは流産した後も残っていると考えられています。そして赤ちゃんはせっかく授かった命が流産によって失われることで両親に命の大切さを再認識させることができるといえるでしょう。流産はあなたに命の重さや尊さは同じということを伝えているともいえますね。

意味2 神様の存在を認識する

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流産するということはあなた自身や周囲に大きな衝撃を与えてしまいます。そして命のこと、あなたの人生のことなど様々な物事に対する考え方に変化が現れるかもしれません。女性はとくに「どうして私の赤ちゃんが」と嘆き悲しむこともあるでしょう。そのなかで不思議な力があなたを導いてくれていることに気が付くかもしれません。改めてスピリチュアルな世界を認識することで神様の存在に目を向けるようになるかもしれませんね。流産するということは、あなたに神様の存在を考えさせ認識するようにというメッセージともいえるでしょう。

流産するスピリチュアルな3つの原因

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流産するということにはさまざまな原因があるといわれています。もちろん医学的に遺伝的な要素や先天的な疾患という原因もありますが、スピリチュアル的な原因が3つあるといわれていますよ。ここでは流産のスピリチュアルな3つの原因を解説しましょう。

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